2015年、1000万人の市民の力で、国連は持続可能な開発目標、SDGsを採択しました。これは、2030年までにすべての政府、組織、個人が優先して取り組むべき本質的な課題として挙げられアたものです。POP-UPフェスティバルは、ユニセフの世界こどもの日とパートナーシップを結び、子どもたちと子どもたちを取り巻く環境、周囲の大人へ、SDGsの目標を叶えるために必要なスキルを届けていきます。
POP-UPフェスティバルは、米国カリフォルニア州に本部を置くSix SecondsというNPOによってコーディネートされています。Six Secondsの信条としてとても大切なひとつに「すべての変化は内面から始まる」という言葉があります。たとえば、SDGs #2「飢餓をゼロに」というゴールがありますが、「それは食糧生産と配給を改善すれば解決するね!」と誰かが言うとします。確かにその通りです、確かに良いアイディアなのですが、「じゃぁなぜまだ解決していないの?」という話なのです。さらに言えば過去数十年、世界は飢餓をゼロにするには十分すぎるほど、有り余るほどの食料を生産はしています。これはテクニカルな、技術的なチャレンジではないのです。これは、『人』の話であり、関係性の話なのです。SDGsの課題の解決に私たちが挑戦するにあたり、どんな内側の力(インナー・スキル)が必要でしょう?
必要とされるインナースキルの中には、自己と他者を理解し、より良い人間関係を築き、より広く世界とのつながりを感じられるようになる、というものがあります。これらは感情知能、EQに根ざしています。「感情について、賢くなる」とSix Secondsでは表現しています。
2019年、国連本部で初めて行われたEQカンファレンスのビデオをこちらにご紹介します。POP-UPフェスティバル全体のコーディネーターであるPatty Freedmanが、POP-UPフェスティバルに関する説明と、POP-UPとEQがどのようにしてSDGsに対して寄与するのかお話ししています。
そして、EQとは、学習可能で、科学に基づいている、グローバルなスキルです。POP-UPフェスティバルを開催するのを通じて、自らのEQも磨き、参加者と共に学び合っていきましょう。