居場所の輪
所属意識を持つということは、抽象的な感覚でなくて良いのです。所属するグループ(居場所の輪)を思い浮かべ、数を数えたり、グループ名を付けたり、どの人々から愛されていると感じるのか、絵に描いて可視化することで、感情と一緒に再認識できます。
ゴール:
このアクティビティを通じて、誰といるときに居場所を感じるかがわかります。必要なときに誰の元へ頼りに行くべきかがわかり、より親密な絆を育みたいのは誰なのかがわかるでしょう。
用意するもの
- マーカーやペン、絵具、クレヨンなど
- (任意)フラフープや砂、小石、地面に絵を描くための水の入ったじょうろ、などなんでも
- 配布資料(クリックしてダウンロード)
- アクティビティシート(オプション)クリックしてダウンロード
ステップ
- 輪(丸)を作るための材料を集めます。紙に丸を書いても良いですし、外へ出て石や砂、縄跳びやフラフープで丸をいくつか作るのでも大丈夫です。
- アクティビティの説明をします。いくつのグループとかかわりがあるかを子ども達に数えてもらいます。イメ―ジが湧かない場合もあると思うので、家族、友達、学校、習い事、親戚、よく行く公園で会う人など、いくつかヒントを出してサポートしてあげましょう。
- まず最初に、自分を描いたり創ったりしてもらいます。次に、1つ目の輪(丸)を付け足してそれに名前を付けます。(例:「家族」や「ママ・パパ・妹」など)
- その後も輪(丸)を思いつくままに加えていきます。一番身近に思い浮かぶところから始めて、様々なグループの丸をどんどん増やし、どんどん大きな丸を描いていきます。
- (任意)グループを描き進めて行く中で、もし書けたら、グループ名の近くにその人々へ対する気持ちを書き添えてみましょう。そして、「紙の中に書いたグループの1つをシェアしてみてください」と伝えましょう。(例:水泳教室:強い、家族:愛されているなど)
そして、それぞれの輪を、感情語やイラストや造形で表してみます。できるだけたくさんの輪に挑戦していきます。もし子ども達の心理的安全性が確保されていて、嫌でなければ、子ども達がパートナーや小さなグループの中で、作品を共有する時間を作りましょう。
こんな投げかけをしてみましょう
- どんな時にその人たちが自分を愛していると感じる?それについて自分はどんな風に感じる?
- どんな時に誰のことを頼りにする?例えば、ハグしてもらいたいときは?宿題手伝ってもらいたいときは?
- 誰といる時に一番自分らしくいられる?他の人といる時にも、より「自分らしく」いるには、何が必要?
- 誰ともっと仲良くなりたい?仲良くなるために、どんなことができそう?
もう少し深めるなら
それぞれの輪(グループ)といる時にどんな気持ちになるか思い浮かべてもらい、その感情語を書いてもらいましょう。描いた絵や作品をグループで共有しましょう。
Activity Source
Patty Freedman
About this activity…
年齢
SDG:
グループサイズ
EQ AREA:
時間
5-15分
DEMO VIDEO:
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